Google Driveのファイルを共有する場合の注意点

Google Driveのファイルには共有設定機能があり、不特定多数の人やGoogleアカウントを持っている特定の人と共有することができます。



Google Driveでファイルを選択、または開いて、共有ボタンを押すと、誰と共有するかを選択できるダイアログが出てきます。一般公開、リンクを知っている人のみに公開、特定のユーザーに公開の3種類から公開する対象を選びます。選択肢の上記に、共有するリンクが表示されているので、それをコピーしてリンクのアドレスなどに貼り付ければインターネット上で共有ができる、、ような気がします。



参考のファイルの共有リンクは下記。
https://drive.google.com/file/d/0B59U1u6RYdCDbDF3WmtYZ0plOEk/edit?usp=sharing

ですが、この共有設定されたファイルの挙動が不安定で、ファイルが開けたり開けなかったりします。それをまとめたのが下記の表ですが、かなりの割合でファイルが開けないことがある、というのが残念ながら現状のようです(泣)。

Googleアカウントへのログイン状況\ブラウザChromeSafari,IE,スマホブラウザなど
ログインしていない
ログイン中(共有設定されているアカウント)
ログイン中(共有設定されていないアカウント)

※ ◯・・・確実にファイルが開ける △・・・開けないことがある

特に問題だなと思うのは、一般公開にしている場合、Googleアカウントにログインしているしていないにかかわらず開けなければならないはずなのに、実際そうではない場合もある、という点です。。

一般公開ファイルでの解決策


この状況はしばらく変わっていませんが、上記の問題を解決する方法が実はあります。2013年初頭に追加された、GoogleDrive上でWebページを公開する機能を用いる方法です。

参考)Google ドライブにWEBページを作成する方法
http://matome.naver.jp/odai/2139351957366008801

詳しい解説は上記の参考サイトをご覧いただくとして、このWebページ公開機能を使った場合、該当ファイルへのリンクが

https://drive.google.com/file/d/0B59U1u6RYdCDbDF3WmtYZ0plOEk/edit?usp=sharing

ではなく、

https://www.googledrive.com/host/0B59U1u6RYdCDbDF3WmtYZ0plOEk/

となります。

ファイル固有のIDは同じですが、

https://drive.google.com/file/d/ 以下に付いているか、https://www.googledrive.com/host/ 以下に付いているかの違いとなっています。

最初にあげたファイル共有解説のところで、ファイルを一般公開に設定している場合、このhttps://www.googledrive.com/host/固有IDのリンクが有効になり、こちらのリンクを使用した場合、上記表で△マークだったところもすべてアクセスが可能になります。

また、このリンクをいちいち手動で作成するのは大変ですが、ありがたいことにブックマークレットを作成されてる方がいます。

参考)Googleドライブから外部参照用アドレスをすばやく取得するブックマークレット
http://blogger.weblix.net/2013/04/google-drive-external-address.html

ただし注意しなければならないのは、この方法は一般公開のときのみ可能で、その他の公開範囲が限られている場合は、リンクエラーになってしまいます。リンクのみ共有可能でもだめです。