OnRecordLoad スクリプト・トリガ

ファイルメーカーの画面設計では、画面内にスクロールバーが出ない状態で収まっている形がユーザーインターフェース的には望ましい(と個人的に常に思う)。

小さすぎたり、大きすぎたりすると、隠れた入力フィールドを捜すのも大変だし、操作性も悪くなる。しかし画面の大きさは、印刷画面だったり、リストの一覧画面だったりと、レイアウトによってまちまちなので、新しいレイアウトに移動したときに前の画面の大きさを引き継いでしまう。そうすると、どうしてもスクロールバーが出てきて使いにくくなってしまう。

この問題を回避するために、これまではレイアウト切り替えボタン用のスクリプトを作って、切り替えたあとのスクリプトステップに「ウィンドウをサイズを収める」を一行挿入する必要があった。通常であれば、ボタンに設定するときにレイアウト切り替えを指定すればよいのに、この動作をさせるがためにひとつ余分なスクリプトが必要。

しかし、FM10の新機能スクリプトトリガにあるOnRecordLoadを使用すると、レイアウトが表示されると同時に指定したスクリプトを表示してくれるので「ウィンドウサイズを収める」ステップのみのスクリプトを作っておいてそれを呼び出す形にすれば、各レイアウトごとにレイアウト切り替えのためのスクリプトを作る必要がなくなる。

願わくば、すべてのレイアウトにこのスクリプトトリガを指定する、といった機能があるともっと便利。